面接では限られた時間で相手に伝わるように話をする必要があります。
今回はそんな面接でも使える会話スキル、「PREP法」をご紹介します。
PREP法とは?
PREP(プレップ)法とはズバリ「結論から話す」会話の進め方のことです。
・P:Point(結論)
・R:Reason(理由)
・E:Example(具体例)
・P:Point(結論の再提示)
それぞれ単語の頭文字をとっての「PREP」ということです。
PREP法の3つのメリット!
面接やビジネスの場ではPREP法で話を進めることに以下の3つのメリットがあります。
いつ終わるかわからない話は聞き手にとってストレスになります。
「結局、何が言いたいんだ?」と感じた経験は皆さんにもあるのではないでしょうか。
PREP法で話を進めると、話のゴールを先に提示されているので、
「それで?それで?」と聞き手はあなたの話を聞きたい!となります。
PREP法では最初に「まず伝えたいこと」を話します。
例えば志望動機であれば「御法人の企業理念に共感したからです。」「特に共感した企業理念は…」という感じ。
相手は話の流れが理解しやすいので、聞き漏れや思い違いが減ります。
「で、結局なぜ弊社を志望したのですか?」「もう一度説明してもらえますか?」という会話のダブつきが減るでしょう。
PREP法ではとにかく「結論」「結論に至る根拠(理由)」をセットで伝える必要があるため、
必然的に自分の中で上記についての答えを出している必要があります。
「答え」を出すためには今までの経験や知識、感情などたくさんの思いがあるはずです。
そのたくさんの情報の中から整理して伝える必要があるので、自分の考えを整理するスキルが身に付きます。
自分の考えが整理できるようになると、相手の話を整理して理解する力などにも応用できるので、
コミュニケーションスキル全体が向上します。
具体例!PREP法で言い換えてみよう!
下記の転職理由について、PREP法で言い換えてみましょう。
「面接前に御社のHPを見まして、企業理念のページを見ました。A,B,Cの3つの理念の中で、Bにとても共感しました。私は前職では〇〇の介助をしている時、ご利用者様から△△と言っていただいて以降、Bの大切さを痛感しました。」
P(oint):御社のBという企業理念にとても共感したからです。
R(eason):なぜなら、Bという考えは私が前職から大事にしてきた考えと同じだからです。
E(xample):これは前職でのエピソードなのですが、〇〇の介助をしている時、ご利用者様から△△と言っていただいたことがあります。そこで私はBという考えの大切さを痛感しました。
P(oint):よって、御社の大事にしていることに共感し、是非御社の一員となってご利用者様に快適な介護を提供したいと考えました。
まとめ
PREP法を活用すると、簡潔ながらしっかりと相手に自分の意見を伝えることができます。
使いこなすためには少し練習が必要ですが、
日ごろのお仕事の場面で取り入れてみることからはじめてみてはいかがでしょうか。
ステップアップ介護では他にも面接で使えるコミュニケーションスキルなどを無料でアドバイスさせていただいております。
こんな時、どう答えたらいいのか?疑問に思われたことがあればキャリアアドバイザーまでご相談ください!